脳内垂れ流し能書き

アタマの中の一部分

日常の中のアクマ

どうしようもなく叫びたくなる時がある。

それはとてもムカムカしているからだとか、好きな人に振られてだとか、そういうことではなく。

何かあったわけでない、ほんの何気無い日常の中での一瞬の衝動。

本当に誰もいないだだっ広い野原のような場所でただただ叫びたいのだ。

たぶんこれは「寂しい」という感情の部類なのだろうけど、僕の中では別に寂しいと思ったわけでもなく。深層心理的なものなのだと思う。

 

世の中というのは不条理で不平等で、しかしそれは決して逃げることができない、なんともし難いものな訳なのだけれど、なぜ逃げたくなるのだろうか。

いま、人間という生き物は高い知能を持って社会というものを形成し生活を送っているわけだけれど、やはり本能的にそういう生活が合っていないのではないだろうか。理性が発達しすぎた、というべきなのかもしれない。

無論、「だから国家転覆を起こそう」だとかそういう話ではないです。ただ、どうしようもない激流の中でふと冷静になると本能的な部分で拒否反応が起きて、衝動的な行動がしたくなるのかもしれないなぁ、と。

 

冬夜のベランダには魔物が潜んでおります。